施設名 | 坂田動物病院 |
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医師名 | 石田 譲先生 |
年齢/体重 | 10才/5.9㎏ |
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性別 | メス |
種類 | 犬 M.ダックス
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投与量(1日 袋/粒) | 1粒 |
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摂取期間 | 138日 |
乳腺にしこりがあるとの主訴で来院。左第3-5乳腺に板状に硬結し紅斑を伴う腫瘤病変を認める。
各種検査にて炎症性乳がんと診断。
第1病日からフィロコキシブの内服を開始し、第10病日からNKUP+αの内服を開始した。
NKUP+αの内服開始から100日間は、臨床症状もなく腫瘤病変の大きさや紅斑の程度も変化なく良好に推移していた。
その後呼吸器症状(呼吸速迫、咳)が発現し、徐々に全身状態も悪化して、第148病日に自宅にて斃死したが、最期まで局所病変の大きさは変わらず、自壊や出血、疼痛も認められなかった。
明確な効果があったかどうかは不明だが、最期まで局所病変が悪化せず、また炎症性乳がんで認められる疼痛もまったくと言っていいほど認められなかったのが幸いだと考えています。