施設名 | さくらペットサロン皮膚科クリニック(熊本県) |
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医師名 | 銀永 明弘先生 |
年齢/体重 | 13才/3.58㎏ |
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性別 | メス(避妊済) |
種類 | 犬 トイプードル
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投与量(1日 袋/粒) | 1粒 |
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摂取期間 | ①3/17~、②4/26~、③5/26~ |
('22/3/11)胸背部に発疹と脱毛(直径7㎝)が5~6ヵ所あり。ウッド灯検査[(+)~(+/-)]で、ダーマキット培養検査で陽性確認。
(3/17)、皮膚糸状菌症と診断し、テルビナフィン外用クリーム処方した。基礎疾患あるため内服は処方できず。
(3/27)脱毛改善が見られないためNKUP+αを処方。
(3/29)脱毛は変わらないが『元気が良くなった』との飼い主コメントあり。
(4/15)胸背部の発疹は消失し、ウッド灯(-)、被毛状態の改善明らか。
(4/21)脱毛部位が縮小、
(4/26)2回目のNKUP+α開始。
(5/2)さらに発毛してきた。とても元気がよい。
(5/26)『健康維持のためにもう少し飲み続けたい』と飼い主希望あり、3回目を処方した。
(6/4)に再度ウッド灯(-)、及び培養検査でも陰性を確認した。
CBCと血液化学検査において異常値が出た。原因は、食べ物(さまざまな主食・副食)である可能性があるが、不明である。
項目 '21/12/9 '22/6/10 解釈
CREA 1.6 2.3↑ 腎障害
ALT 73 237↑ 肝障害
GGT 2 30↑ 肝障害
NKUP+αの服用1~2ヵ月程度で、皮膚糸状菌症が緩解したものと考える。これはこれまでのキングアガリクスでの症例報告と同様、とても効果があることを確認できた。服用直前の血液検査ができなかったことから、アガリクスによる肝及腎ダメージがおきるとは言えない。
皮膚糸状菌症が短期間で治って大変満足している。元気が良くなった点も評価している。
皮膚糸状菌症の体の内側(表皮内の糸状菌)に、強く作用させることができることは大変すばらしいと思う。基礎疾患のために内服できない犬猫の皮膚糸状菌症の治療に使えることは朗報であると思う。